合宿免許は中断できる?

運転免許の取得を目指し、教習所や自動車学校に入学するという方は多いことでしょう。教習所や自動車学校では、自宅などから通う方法と指定の寮やホテルに滞在し合宿を行う方法の2つに分けられます。合宿で免許を取得する際は普通自動車免許でおよそ2週間から1か月の短期間に行いますが、この合宿は中断することができるのでしょうか。

今回の記事では、合宿免許の中断についてご紹介します。

合宿免許とは?

合宿免許あるいは免許合宿と呼ばれるのは、自宅や会社、学校などから離れた場所に出向き、泊まり込みで短期間集中的に免許取得を目指すスタイルのことです。教習所や自動車学校に通う場合と教習の内容は変わりません。

通いの場合と比べるとスケジュールが徹底的に管理されており効率的な教習の受講ができ、また運転教習の予約が取りやすい傾向にあります。教習時期も、いわゆる繁忙期である学校が休みとなる12月末から4月初旬、7月中旬から9月末頃を避けた時期に多くの募集が行われており、免許取得にかかる料金を抑えることができます。

どのくらいの期間で卒業できる?

合宿免許では、通いの場合と比べると短期間での卒業が可能となります。普通自動車免許であればAT限定車で最短14日程度、MT車で16日程度です。教習には2段階あり、それぞれに学科教習と運転教習があります。第1段階の学科教習はMT、AT限定車いずれも10時限、運転教習はMT車で15時間以上、AT限定車で12時間以上です。

その後技能検定を受験しますが、検定前に教官による「みきわめ」をもらわなくてはなりません。そのみきわめに失敗するとさらに1時間の追加教習が必要となってしまうため、運転教習は〇時間以上となっています。第1段階の技能検定に合格すると仮免許がもらえます。

この仮免許があることにより路上教習ができるようになります。

第2段階では学科教習が16時間、技能教習は19時間以上で、MT車とAT限定車に差はありません。こちらも教習終了後にみきわめをパスし、本免許技能検定に合格することで教習所や自動車学校を無事卒業することができます。

学科教習は1日あたりの受講時間に制限はありません。運転教習は第1段階で2時限まで、第2段階で3時限までと決められています。

合宿免許を中断したい場合は

短期間で免許取得を目指すための合宿免許ですので、原則としては他の予定が入らない日程で申し込むのが原則です。しかし、合宿中に身内の不幸などやむを得ない事情により中断しなくてはならない場合が生じることもあります。

多くの教習所や自動車学校では、1日あるいは2日程度の短期間でしたら一時帰宅を認めています。また、定期的な通院が必要などあからじめ予定がわかっている場合は、入校前に相談しておくことで多少融通してくれる場合もあります。

この中断により最短日数で卒業できなくなる場合に、延長料金がかかる場合とかからない場合があります。これは教習所や自動車学校にもよりますし、その中で組まれているプランによって異なる場合もあります。不安な場合は、あらかじめ質問しておくとよいでしょう。

また、この中断によりかかる交通費や宿泊費などは実費負担となる可能性が高いです。

合宿免許では免許証の写真が必要か

中断後の再入校はどのタイミングで行える?

やむを得ない事情がなくなり、再入校したい場合にはいくつか条件があります。この条件を満たしていないと再入校できませんので注意が必要です。1つ目は、卒業予定日数にじゅうぶんな日数が残されていることです。教習所や自動車学校には入校から卒業までの制限時間があり、それは入校日から卒業日までが普通自動車免許で9か月以内であることです。

そのため、再入校のタイミングであきらかに卒業までの日数が足りないと分かっている場合は、すべての教習が無効となってしまい、再入校させてもらえません。2つ目は、すべての技能教習が修了している場合の条件です。

卒業検定を受験できるタイミングは、最終技能教習つまり第2段階のみきわめが合格してから3か月以内です。そのため入校日から9か月以内であってもこの3か月以内のタイミングを逃してしまうと再入校させてもらえない可能性があります。

例えば、みきわめがもらえたのに傷病などにより3か月以上の加療入院が必要となった場合が当てはまります。3つ目は、第1段階の技能修了検定に合格後3か月以内に仮免許学科試験に合格できる場合です。こちらも、2つ目の条件と同じく技能修了検定に合格していたとしてもその後3か月以内に仮免許学科試験に合格し仮免許を取得できないと、それ以前のみきわめと修了検定が無効になってしまうため注意が必要です。

もちろん再受験ができる場合が多いですので、この段階で再入校できない場合は教習所や自動車学校に相談してみましょう。4つ目は、仮免許取得後の中断の場合です。仮免許には有効期限があり、それは取得後6か月以内です。

そのため、仮免許取得後から6か月以内に卒業ができないとされた場合、仮免許を再取得しなくてはならなくなります。もちろん、入校から卒業までの9か月以内のタイミングであれば再入校は可能ですので、この場合も相談しておくほうが無難でしょう。

5つ目は、再入校のタイミングに合わせて、教習所や自動車学校側でスケジュールの調整や宿泊施設の空室などがあることです。短期間の中断でしたら状況が大きく変化している可能性は低いでしょうが、中断時期が長期間にわたる場合などは繁忙期などに突入し、教習所や自動車学校に空きがないという場合もあります。

融通をきかせてくれる場合もありますが、あまりにもタイミングが悪ければさらに延長されるあるいは別料金がかかる場合があります。6つ目は、差額が必要となった場合に支払うことに同意する場合です。合宿免許の場合は繁忙期と閑散期で大幅に教習料金が変動します。

そのため、入校時と再入校時で料金差が生じる場合があります。この再入校時の教習料金が高い場合は、教習所や自動車学校が規定に基づき差額を算定します。以上6つの条件を満たしている場合、再入校が可能となります。

そのため、中断のタイミングと再入校のタイミングで教習所や自動車学校に確認をとるほうがよいでしょう。

転校はできる?

身内の不幸や仕事、学校の都合でその教習所や自動車学校に通うことができなくなった場合転校はできるのでしょうか。原則としては転校できない場合が多いようです。ですが、例外的に仮免許取得後に転校を認めている教習所や自動車学校もあります。

転校する場合は、あらかじめ自分で転校先を探しておく必要があります。あらたに通いたい教習所や自動車学校が見つかれば、そちらに連絡を取り、転校が可能かどうかを確かめましょう。その後、現在利用している教習所や自動車学校に退校の申請を行います。